千葉県野田市立小4の栗原心愛(みあ)さん10歳が、平成29年11月6日の学校アンケートで
「このアンケートは、みなさんが、いじめのないたのしいがっこうせいかつができるようにするためのものです。ひみつをまもりますので、しょうじきにこたえてください」
と協力を呼び掛けた。
ところが、このアンケートの結果を暴力をしていた本人に渡すというあり得ない対応に唖然。
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小4少女は、アンケートに「どうにかできませんか?」

心愛さんが、勇気を振り絞って書いたアンケート。本当に怖かったこととおもいます。「あなたは、今いじめられていますか」という質問に「はい」と答え、どのようないじめか選択する項目の中から「いやなことをくりかえしいわれたり、こわいことばでいわれたりする」、「おもいきりぶうかられたり、たたかれたり、けられたりする」などを選んでいたそうです。
また、いじめをだれからうけましたかという質問には「かぞく」を選んでしました。
悩みや相談したいことを自由に書くことができる欄には
「お父さんにぼう力を受けています。夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています。先生、どうにかできませんか」
と記されていたそうです。
読むだけで苦しくなって涙が出てきます。父親に暴力、虐待を毎日受け、市教育委員会からも秘密を守るという約束を裏切られひどすぎると思います。これをしているのが、大人であり、教育者です。
なぜ、アンケート結果を父親に渡したのか?

結論から言うと、父親の強い圧力の苦情から逃れるために渡したという、自分本位の身勝手な対応によるものです。
野田市は、「一時保護に対する父親の怒りを抑えるためやむなくコピーを渡してしまったが、著しく配慮を欠いた対応だった。亡くなった心愛さんに大変申し訳なく思っています」としています。
「父親の怒りを抑えるため」が理由になりますか?教育者として子供を守るべき大人が、自分のことだけを考え心愛さんが今後どのような扱いを受けるかまで想像もしなかった。あり得ないですよね。
学校側の対応は、「個人情報なので本人の同意もない中、父親でも見せることはできない」と拒否し、その3日後に心愛さんからの同意を取ったとする書類を持ってきたため、コピーを渡したとしていますが、おかしいですよね。
未成年の被害者からの同意をその加害者自らが持参してくるというのは。未成年被害者の代理人(法律行為のできる)からの同意を得るのが筋でしょう。この場合、加害者である父親は代理人すらなる権利はありません。
Twitterの声は?
ありえん!
すべてがありえない!
完全な裏切り行為じゃんか💢💢信じて、勇気を出して救いを求めてきた10歳の子供だぞ!
心愛ちゃんがかわいそう過ぎる!
女児の訴えアンケート 市教委が父に渡す 「威圧的態度に恐怖」 – FNNプライムオンライン https://t.co/AIfkvewGck #FNN
— エース (@ace_second122) 2019年1月31日
秘密を守ると書いてなかったら心愛さんも勇気を出してアンケートには書かなかったのてはないでしょうか?その勇気に裏切りで応え、死を招いた野田市教育委員会次長矢部雅彦は懲戒免職程度ではまるで足りませんね。
— ハイセ (@04HAZZEK0fpUhD4) 2019年1月31日
誰にも見せないからと言ってアンケートに答えさせ、正直
に答えた心愛ちゃんのアンケートを犯人である父親にみせるという信じられない裏切りをやった柏教育委員会。
誰一人オカシイというものが居なかった教育委員会の
アホ面下げての謝罪会見。皆んな揃ってアホ面丸出し。 https://t.co/AdtCktOpVh— s.kanda (@6VOqT48XjcHLdQb) 2019年1月31日
「数日後、父親が心愛ちゃんの同意書」でコピーを渡す理由になるんか。
アンケートを渡した理由がヤバイ!担当者は誰?矢部雅彦の顔画像は?【野田市教育委員会】|誰でも簡単!トレンドコーディネート術 https://t.co/LSBr2e9ZZp
— Goudono (@Goudono1) 2019年2月1日
小4少女、心愛(るあ)さんの想いを!

何度となく繰り返される悲しい悲劇。そのたびに、何の教訓も得ることなく進む社会。そのたびに失われるちいさくて尊い命。このようなニュースを見るたび悲しく涙が溢れます。
児童相談所と学校の連携が、ことあるごとに問題となり同じことの繰り返し。海外のように児童を強力に保護するための仕組みづくりを早急にしないと、また同じ悲劇が。
親に絶対の権利があるという風潮は見直す時期が来ていると思います。一定の条件を犯したら、親権停止またははく奪という法律をつくるべきだです。これは、政治家がすべきことですが、どうも頼りになりませんしね。議員立法でも何でもいいので早く対応して欲しいと思います。
まとめ
24時間子供SOSダイアル
0120-0-78310
子供たちが全国どこからでも、夜間・休日を含めて、いつでもいじめやその他のSOSをより簡単に相談することができるよう、全都道府県及び指定都市教育委員会で実施。下記のダイヤルに電話すれば、原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続。
(引用元 文部科学省HP)
周りの大人が注意しないと子供は救えません。良いシステムがあっても、拾い上げる、話を聞いてくれる、親身になってくれる大人の存在が一番です。今回の心愛さんの件も、救えるチャンスは何度もありました。誰一人、我が子のように考え行動した人はいなかった。
私は、このような鈍感で思いやりのない人間にはなりたくないと思います。みなさんもそう思っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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